生麦村
しからき茶店
生麦は河崎と神奈川の間やどにて立場なり
この地しからきといへる水茶屋は享保年間廓を開きしより
梅干を鬻き梅漬の生姜を商ふ
往来のの人々休はさるものなく今時の繁昌ななめならす