其二
当社随身門より外の列樹には
鵜或は鷺其余さまさまの禽巣を作り栖とす
日毎に品川等の海浜より其巣へ運ひ其雛を育せり
然れとも随身門より内へは一羽といへとも入事なきを当社七奇事の一とす
又寒中に至れは一羽も宿る事なく翌る年の寒明に至り又来つてねくらせり
付注
手前から:甲州街道(路上)、制札、一の鳥井、制札、土俵(右端)、宮之姫、神官(右奥)、