音無川
蘭亭高雄馨
飛鳥山前漲碧渓
春来芳樹自成渓
年年戴酒看花処
不似桃源使客迷
付注
手前から:堰(土+隶)、音無川、金輪寺
野村コメント:
この堰の下まで舟運があったとのことである。
良く見ると左へ向かう水流がある。この水流は飛鳥山の東に沿って尾久方面に通じていた用水路ではなかろうか。
「飛鳥山全図」の右端に続いており、描かれている様子からは舟は通れそうにない。
つまり堰は舟の溯上を留めるほか分水の機能も兼ねていたようだ。