其二
  二十軒茶屋は歌仙茶屋ともいへり 昔はこの所の茶店にて御福の茶まいれとて 参詣の人を呼ひたるとそ
  今は其家員二十余軒ある故に俗是を呼んて 二十軒茶屋といひならはせり

 五元集

    石の枕に 鮓やありける 今の茶屋
            其角

付注
左半分奥から手前へ:銭瓶弁天、時鐘、錦袋円、観音(?)二王、くしやく門、このそは手褄屋(?)、石そん・子聖、梅園院
右半分奥から手前へ:馬道(路上寝かせ書き)、出世大こく、妙けん、ねはん堂、このそは珠技屋(?)、南谷(路上寝かせ書き)、松の尾・金ひら、不動、弁天