梅屋敷
 白雲の
 龍をつゝむや
 梅の花

        嵐雪
 如月の花盛りは容色残の雪を欺き余香は芬々として四方に馥し
 また花の後実をむすふを採取て日に乾し塩漬として常にこれを賈ふ
 味ひ殊に甘美なれはこゝに遊賞する人かならす沽ふて家土産とす

 付注:天満宮(中央)