龍眼寺
庭中萩を多く栽て中秋の一奇観なり
故に俗呼んで萩寺と称せり
万葉集芳子に作り 和名抄鹿鳴草に作る
続日本書紀に仁明帝承和元年八月清涼殿に内宴す
これを芳宜華の讌といふとありて、皇朝古へより萩を愛せられしことかくのごとし。