今井の津頭
柴屋軒宗長が天正六年の紀行東土産に
隅田川の河舟にて葛西の府のうちを半日ばかり葭芦をしのぎ
今井といふ津より下て浄土門の寺浄興寺に立ち寄て
とあれば はやくよりこの津のありし事しられたり