横浜市には、20ヶ所以上の市民の森がある。本篇の初めのほうの金沢文庫の称名寺の裏山も市民の森になっていた。「所有者のご協力により」と市は表示しているが、数ヘクタール単位の土地のほとんどが民有地なのである。管理責任を含む負担はどうなっているのだろうか。
災害、事故、犯罪が起こりかねない傾斜地林であるので、通常は行政が最も抱え込みたがらない事例である。個人情報で保護されているであろう「ご協力」の見返りが管理責任の移転と固定資産税の大幅減免であれば、利権ですらある。