アリバイ歩道  自動車交通量が結構あるのに車道幅が十分でない、つまり道路全体の幅が足りないところに付いている。
 「自転車は車道」としたら接触事故か交通渋滞かのいずれかを選択することになるので交通警官も無視している。幅が数十センチで右図のaの部分は切り下げられて排水のため車道側に傾斜している。側溝を含んでいることも多く、bの部分には蓋やグレーチングが付いていて隙間や段差がある。降りて押して行くよりは乗ったままのほうが歩行者とのすれ違いも楽なので、延々と続いていなくてもママチャリも交番のお巡りさんもここを走っている。
 しかし、右図のような切り下げが10m前後で続く街村や市街地は、長距離走で脚より早く疲れ始めるお尻やフォールディングには負担が大きい。地図に表示されていれば避けたルートも選べるのだが、それは贅沢な要求だろうか。車椅子だってこの切り下げは車道側に傾き、力の弱い人には危ないと思うのだが。