七面大明神(女神)は、身延山系の日蓮宗固有の守護神である。このため国家機関であった神祇院は、神とみなさず神仏分離令の適用が厳密には行われなかったようである。 しかし、七面堂の建築様式は浅間社の社殿と共通であることなどから身延山の西奥にある七面山を対象とした山岳信仰が源流と考えられる。

 ラジオで「七面堂」と「しち面倒」をかけた落語を聞いたような気がするが、演題も内容も思い出さない。ともに一般社会で死語になってしまい、寄席で演じなくなっているのかも知れない。