JR本八幡駅、都営地下鉄本八幡駅、京成八幡駅と三つの駅名の元はこの神社をとりまく地域が八幡村と言われていたからである。
三つの駅は近接し、都営地下鉄はターミナルであるとともにJRと京成を繋いでいることから西船橋に負けない鉄道至便の地となっている。 2kmほど離れた西隣のJR市川駅は市役所の最寄り駅ではなくいうえに、京成の市川真間駅とは連絡が悪い。 昭和9年に合併して市政を敷いたときには次節で紹介する真間のほうが門前町と江戸川の渡し場の名残があって発展していたから、市川市となった。 しかし市域の中心は当時からこちらであったので翌年には現在の位置に市庁舎が設けられた。 いまさら八幡市とは名乗りにくいのは、後期高齢者並みの歴史もあろうが、北九州の八幡市が消えても15年後にできた京都の八幡市が出来て30年を越えていることもある。 でもせめて「東八幡市」と名乗ったほうがステータスは得られると思う。 それにしても鉄道省の時代に駅名に「本」を付けたのはなぜだろう。葛飾八幡の勧請元は京都府八幡市の石清水八幡であり、そのさらに元は宇佐八幡なのだから。 |