図会には、阿須波明神は竭羅龍王を祭神とするので、この地に海神(わたつみ)という地名が付いたとある。八大龍王のうち、海の龍王は竭羅(しゃから)龍王で、 「娑」の代わりに「沙」を使っている文献もある。とりあえず私の調査では「婆」を使った例は見当たらない。彫り師がまちがえたのかもしれないが・・・・・。